資格をもった歯科医師・衛生士

ホワイトニングとは歯を白くするための行為の総称であって、表面の汚れ落とし(クリーニング)も、漂白(ブリーチング)も、すべて「ホワイトニング」に含まれます。いずれも歯を白く美しくするという点は同一ですが、クリーニングが〈歯の表面〉の清掃や、歯石・歯垢の除去などを指すのに対し、ブリーチングは〈歯の組織内〉の色素を分解して色調改善する漂白・脱色を指します。次のように目的が大きく異なってくるのですけど、「ホワイトニング」というと全ての人がブリーチングをイメージするのではないだろうか?歯の漂白に使う「過酸化水素」や「過酸化尿素」は劇物にあたるため、資格をもった歯科医師・衛生士にしか取り扱うことがでこない。つまり、歯の内部の漂白を目的としたホワイトニングをしたい場合は、歯科医院でのオフィスホワイトニング施術を受けるか、歯科医院で処方された薬剤を使用したホームホワイトニングを行うことになってくるでしょう。これに対して、漂白を伴わないクリーニングは、必ずしも歯科医師や衛生士が施術を行う必要はありません。ただし、口の中を触る行為はやはり医師・衛生士にしか許されていませんので、歯科医院以外(医師と衛生士の在籍しないサロンなど)でのホワイトニングは〈セルフ施術形式のクリーニング〉ということになります。また、ホワイトニング効果を謳った歯磨き粉など、市販のケアアイテムもクリーニングにあたります。